ある投資系番組で、どなたかはもう忘れたのですが、「私は発行されるたびに、会社四季報を毎回全ページ読みます。」という方がいらっしゃいました。そのTV番組を見たときは、正直、「嘘でしょう。あんなに分厚い本を全部読めるわけがない」と率直に思いました。
ある日、時間があったので、そういえば会社四季報を全頁読むって人がいたなぁ、ということを思い出し、ちょっとやってみようかなと思い、実際にやってみました。
投資に興味がない方も、時期になると本屋さんに並んでいるのを見たことがあると思いますが、ちなみに、本の厚さはこんな感じです。
普通なら、まず全頁読もうなんて考えない厚さですよね。
今までの私も、巻頭の「各種ランキング」や「業績予想」などの特集記事と、自分が投資している企業、ちょっと気になっている企業だけを見て、あとはスルーしていました。
しかし、読み始めたら、以外や以外、スイスイ読めるではありませんか。もちろん、一行一行、一文字一文字読んでいく必要はありません。
ありがたいことに、各企業の情報の横に、前号比較があり、「前号並み」「前号比増額」「前号比減額」の記載があり、その下にコメントがある企業もあり、「会社比弱気 😥 」とか「会社比強気 😀 」、「↓↓大幅減額」「↑↑大幅増額」なんてものもあり、一目でその企業の今期予想がどうなりそうか分かるようになっています。
なので、私の場合は「前号比増額」とか「↑↑大幅増額」ばかりをペラペラとめくりながら、見ていきます。
そうすると、2日もあれば全企業チェックできてしまいます。まあ、これを全部読んでいるのか、という厳密な定義をしてしまうと、そうではないと言われるかもしれませんが、確かに今までと異なり、一応、全頁を見てはいます。
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今回、「会社四季報 春号 2019年2集」を読んで、私の目に留まった会社が1社ありました。企業名は伏せますが、東証マザーズ上場のサービス業の企業でした。どうも本日、私が英会話学校に行っている間にストップ高になったようです。
もちろん、こんなことは偶然ですし、マザーズ上場なので、ほかの企業もそうなのでしょうが、株価の値動きが非常に荒いです。
私は主に東証一部の大企業やJ-REIT、ダウ工業平均に入るようなアメリカを代表する主要企業、インド投信、中国を代表する大企業が中心ですから、正直、この値動きの荒さに少々疲れているのは確かです。
でもまあ、このように、退屈で暇な長期投資に、ある種のピリリッと辛いスパイスとでも言いましょうか、そのような味を味わせてくれる企業が一つはあっても、楽しいものです。
みなさんも、だまされたと思って、一度、会社四季報をぱらぱらと全頁めくりチェックをしてみてはいかがでしょうか。