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自分の立ち位置を知るために、貸借対照表「B/S(balance seat)」や、損益計算書「P/L(Profit and Loss Statement)」を毎年作ることをお勧めします。

「金持ち父さん 貧乏父さん」で知られるロバート・キヨサキ氏がその著書のなかで、大人になったら、大人にとっての通知表はB/SやP/Lだと言っています。事業を始めるときなど、融資を受ける際に、銀行員が見たいのは、これだからということです。

私もこの本を読んで、2000年からこれらを作成し始め、毎年作っております。ただ、簿記に明るくない私でも簡単に作れるので、ぜひ、自分の資産状況がどうなっているのか、客観的に知るためにも、ぜひ、作成してみてはどうでしょうか。ポイントは、本気でいきなり細かいものを作ろうとしないこと。個人で見るだけなので、まずは簡素に作ってみませんか。

金持ち父さん貧乏父さん改訂版 アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 [ ロバート・T.キヨサキ ]

 

ちなみに、参考として自分が2000年(平成12年)に作ったのが、以下の表となります。

2000年末では、資産が約637万円で、2018年末では約4,790万円ですから、

 ・18年間で4,153万円増加

 ・18年間で7.52倍

になったことになります。

日本のトップレベルのブロガーなら、月収2,000万円という方もいらっしゃいますので、その方のたった2ヶ月分となりますが、私のような平凡などこにでもいるサラリーマンと比較しても無意味ですし、まあ上出来な方ではないでしょうか。

毎年、給料からの貯金と投資でコツコツ積み上げてきたものです。グラフにすると、こんな感じになります。

やはり、いま見返してみても、リーマンショックの2008年の資産の下げ幅はすごいものがあります。資産的には前年の約-26%を失うという体験をしました。額でいうと、約784万円を失いました。3,000万円ちょっとの資産しかなかった自分としては、-784万円は大金でした。高級車が買えたなぁとか、いろいろ後悔の念もありました。

また、当時はフルインベストメントだったので、追加で買い増ししたくても、余剰の現金が全くなかったので、手も足も出ませんでした。良かったことは、焦って売ってしまわなかったことでしょうか。

もし、このときにいろいろな企業へ追加投資できていれば、今頃は、もっと多くの資産を手にできていたことでしょうが、「タラレバ」ですね。

このリーマンショック級の世界同時株安は、当時のニュースでよく「100年に一度」と言われました。できれば、私の生きているうちに、このような資産の1/4を失うような○○ショックは起きて欲しくないですが、短期投機で一瞬で儲けたい方は、また来てほしいとお願っているのでしょうね。

私は、もし来たら、過去の反省から現金から安くなったものをコツコツと拾うことでしょう。

さて、あなたなら、どうされますか?