短期語学留学から帰国後の初更新になります。
マルタ共和国の英語学校に行っていました。私のかけがえのない、大変貴重な体験になりまました。学校には世界各国から英語を学ぼうと生徒が集まっており、少なくとも50人以上ぐらいの世界の人々と話をしました。30+のクラスなので、生徒は30歳以上の各国の人々になります。このような貴重な体験ができたのも、早期退職ができたおかげだと思いますので、みなさんも、もし機会があれば、体験いただきたいと思います。
特に、男性の方にお勧めしたいです。なぜなら、30+のクラスにはスイス、コロンビア、ベネズエラの男性はいらっしゃったのですが、日本人は私一人でした。いえ、学校全体でも、たまたまかもしれませんが、30歳~60歳ぐらいの日本人男性は二人しかお会いしませんでした。日本人の大部分は幅広い年齢層の女性で、男性は20代前後の若者のみ。
世の「中年男性」は、家族を養うため、子供の学校に行かせるため等で一生懸命働いているから、致し方ないのでしょうが、寂しい限りです。60歳オーバーの退職者の女性の方は数多くいらっしゃいましたが、男性はいませんでした。定年退職した男性は、もう疲れ果てていらっしゃるのでしょうかね。そのため、もっぱら、現地でお友達になったのは、ほぼ全員女性という状況でした。職場では男性ばかりで、女性は一人か二人しかいなかったのと全く対称的な状況でした。
さて、今回は「国際機関で働こう!」という外務省の方がお話ししてくださるセミナーへ参加してきたのですが、少しそのお話ししたいと思います。
まず、どのような国際機関があるかというと、有名なところでは、「国連事務局 UN」「国連児童基金 UNICEF」「国連世界食糧計画 WFP」「国際労働機関 ILO」などがありますが、それ以外にも以下のようなものがあります。
(日本国は国連の活動費用として、アメリカ、中国に続き、全体の約10%程度の高額な費用を収めていますが、職員は全体の2.5%程度だそうです)
ただ、これらの国際機関で働くのは、かなり難易度が高いことがあらためてわかりました。
まず、日本人が国際機関職員になる方法として主に以下の3つあるのですが、
1.空席公告
2.JPO派遣制度
3.YPP
画像を見てもらうと分かりますが、まず大学を出ているだけではだめで、修士号以上で、博士号も取っていたほうがベター。たとえそれらを持っていたとしても、職歴として2年以上、つまり働いた実績がないと難しいようです。要は「専門知識」も「職歴」も兼ね備えたプロフェッショナルを「即戦力」として求めているということでした。
かなりの難関ですが、英語力も当然、母国語並みに扱えないといけない上に、フランス語等の国際機関が公用語と定める第二外国語も扱えたほうがよいそうです。それでいて、年齢は32歳以下とか、35歳以下でないといけません。
ただ、それだけの難関なので、給料面では就職初年度でも基本年給が500万円~600万円ぐらいに加え、かなり数多くの手当てが付くため、年収1,000万円ぐらいにはなるそうです。また、休暇も1週間とか取り易いとのこと。
ここで、冒頭の話しにもつながるのですが、職員の6割以上は女性だそうです。ちなみに、今日の講演の外務省の方も女性でした。
留学しているときから感じていたことですが、日本の女性は活動的で、本当に優秀ですね。
(参考)