海外では、Fireムーブメント(FIRE MOVEMENT)という名で、若くして早期退職をするのが、ちょっとしたブームになっているようです。
基本的には、私が31歳のときに目指した早期退職し、自由な時間を得ることと変わりありませんが、その早さが私のように50代ではなく、30代、早い人は20代で早期引退をするといったもののようです。
FIREと言っても、いわゆる「クビ」ではなくて、FIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的に独立して早期退職)の略のようです。
Yahoo!でネタリカに掲載された記事はこちら。
この記事によると、Pete Adeney(ピート・アデニー)さんが火付け役で、夫婦でソフトウェアエンジニアの仕事をしながら、無駄遣いを一切やめてお金を貯め、20万ドルの家と60万ドルが貯まった30歳で会社を辞めて早期退職されたそうです。(注.上記の写真の方とは関係ありません)
興味深いので、私と比較しました。
家について
彼ら:20万ドル(2,180万円)の家を所持
私:家は無いが、一人っ子のため両親の家を継げば確保可能
資産について
彼ら:60万ドル(6,540千万円)
私:約7,100万円
※1ドル=109円換算
ということなので、彼らも決してミリオネアや億り人ではないですが、早期退職を実現しているので、これくらいあれば、早期退職可能かなと思われます。
期待運用利回り
彼ら:4%
私:4.5%
まあ、やはりこれくらいが妥当かつ、現実的と思います。
FIREの目的
彼ら:贅沢したいわけじゃなくて、自分の時間、自分の人生を自分で決めたい
私:定年を迎える前に、まだ元気なうちに、自分で働かなくても食うに困らず、好きな仕事を好きなときに、好きなだけする自由を得る
年齢
彼ら:20代~30代
私:50代
決定的な違いはこの年齢です。
結局、彼らのムーブメントも、考え方自体は特に目新しいものではなく、私が約20年前に大橋巨泉さんの「人生の選択」を読んでいた頃と変わっていないですが、今の20代、30代の人にとっては、新しいものなのかもしれませんね。
ただ、その目新しさゆえに、彼らのブログが人気となり、その後、4,500万円ほど資産が増えたのだとか・・・。
実行する人が少ない故に、人気化したとのことですが、このブログを立ち上げたときに私が感じたのは、自分のような普通のサラリーマンにできたので、そんなに難しいことではないと思っています。(私がどのように資産を築いたかは過去の数少ないブログ記事を読んでいただければ、すぐわかります)
決して、「株で一発当てて資産を築いた!」や「50万円を1億円にした!」とかではないですから。
もし、あなたがサラリーマンなら、やるかやらないか、たぶん、それだけの差でしかないと思います。45歳以上のリストラが話題になっていますが、これは退職金を割り増しでもらえるチャンスでもあります。大企業では副業も可能になりつつありますし、明らかに20年前よりもいろいろな働き方で飯を食っていける世の中になってきています。あとは、決めるだけです。