みなさんは一流の方にお会いする機会はありますでしょうか。
一流 = 有名人 とは必ずしも限りません。無名でも一流の方は多くいらっしゃいます。また、一流の方が必ずしも自分の考え方と一致しているとも限りません。違っていてもいいのです。「こういう考え方なんだ、自分とは違うが、でも、すごい」と感じる方です。
また、会うといっても、1対1で会うという意味ではなく、講演、セミナーやコンサートを聞きに行くのもひとつです。
私がお会いした有名人で一流の方だなぁと思った人は、三原淳雄さん、澤上篤人さん、竹中平蔵さん、田原総一郎さん、五木寛之さん、尾崎豊さん、豊田章男さん、北尾吉孝さんなどでしょうか。
また、豊田章男さんのように有名ではないかもしれませんが、各社の株主総会に行けば、上場企業の社長さんの考え方を聞けるので、大変参考になります。株主からの無理難題としか思えないような無茶な質問(要望?)にも、如何に答えるかで力量も分かります。
昨日、「ピクテ投信投資顧問」のセミナーに行ってきましたが、大変有意義でした。「ピクテ」はスイスの会社ですが、214年間、裕福層の資産運用を行ってきた実績のある会社です。214年もの間、社名が変わってないことが誇りとのことでした。確かに日本の金融機関はこの20年で合併、合併を繰り返し、しかもただ横に付け足していっただけの長ったらしい社名になっているのとはわけが違います。
2つと四半世紀という長い間、独立系プライベートバンクとして現時点57兆円の資産運用を行っている世界最大級の考え方をほんの一端ですが、聞くことができました。
いただいた資料を掲載はしませんし、重要なことは資料には書かれておらず、お話しがメインでしたが、冒頭でおっしゃられた「資産運用で大事な3つのこと」をご紹介します。
1.信頼できるパートナーを見つけること |
2.目的をはっきりさせること |
3.預金を含めた全体設計で考えること |
でした。特に、3番目の全体設計に「5つの卵」で考えるという特徴というか、極意がありました。詳しくは書けませんが、5つの考え方が異なる分散投資を行うものでした。
ピクテのプライベートバンクの顧客になるには、資産10億円ぐらいが必要だそうです。もちろん、我々はそのような資産を持ち合わせてはいませんが、その資産運用の考え方は参考にできます。ただ、この超裕福層は既に資産をお持ちなので、その戦略は「攻め」ではなく、「守り(資産保全)」にあるのが特徴です。
最後におっしゃられていたことを私なりに解釈していうと、やはり「どの銘柄がよいか」ではなく、「どのようなアセットアロケーションを組むか」だっと思います。
いただいた資料には、その他の有益な情報もありましたので、また、ご紹介していこうと思います。