資産数を変えずに、年末に損出しし、確定申告することで所得控除して節税する話しはしましたが、「損出し」以外にもサラリーマンが確定申告することで、節税効果があります。
私の場合は、「寄付金控除」と「医療費控除」を行っています。医療費は個人個人で事情があり、する/しないという話はここでは行いませんが、「寄付金控除」はどのサラリーマンでもできることだと思います。
具体的には、「日本ユニセフ」「国連WFP」、そして今年ホットな話題となっている「ふるさと納税」等々があります。
(寄付金控除の対象にはなりませんが、交通遺児支援の「あしなが育英会」と阪神淡路大震災で親をなくされた子供支援の「レインボーハウス」も少額ですがしています)
寄付金控除はみなさまご存じの通り、2,000円を差し引いて、残額を所得控除できますが、上限がありますので、ご注意ください。所得以上の控除はできませんから、当然と言えば当然ですが。
あしなが寄付金は2003年から、国連WFPは2008年から、日本ユニセフは2012年から、ふるさと納税は2014年から利用させてもらっています。
自分も節税になるにも関わらず、寄付したお金が有効活用されれば、困っている人も助かるので、Win-Winの関係になれますね。
本来の寄付の精神は、アメリカで目立っていますが、決して特定の大金持ちが莫大な額を寄付することではなく、幅広く多くの方が少額の寄付を行うことにあります。広く薄くが本来の寄付の精神なのです。
最近、経済的自由を手に入れたあと、自分はどうすべきなのか考えます。(だからこそ、ロバート・キヨサキ氏は経済的自由を手に入れる前から、金持ちのように振る舞えと言っていたのか、と今更ながら、意味を噛みしめています)
自分を助けるために、自分のためだけに行う行為で得られる結果は、「自分が助かるだけ」ですが、他の人を助けるための行為はその人が助かるだけでなく、自分も助かるというか、救われるような気がします。被災地にボランティアに行った方が現地の人に暖かくされて、自分が助けるために来たはずなのに、逆に救われましたとコメントされる方が多くいらっしゃった意味が少しだけ分かった気がするこの頃です。