まず、サラリーマンは家を多額のローンを背負って買う前に、タネ銭を蓄える話をしましたが、車も同様です。
最近、MaaSという言葉をよく聞くようになったと思いますが、Mobility as a Serviceの略で、車を所有せず、使いたいときに料金を払って利用ようするというものです。
もし、通勤に自動車を使用しておらず、週末の休みにしか乗らないのから、カーシェアの利用で十分でしょう。いま、車をお持ちなら、所有車を売却すれば、いくらかの売却費と自動車税の還付金、任意自動車保険の払戻し金を得られることができ、今後はそれを払う必要もなくなることでしょう。
たとえば、タイムズを経営するパーク24で、カーシェア(ベーシッククラス)利用契約をしたとして、月額1,030円を支払います。まったく乗らなければ月額これだけで、あとは乗った分だけ、利用時間分だけ15分単位で206円を払います。(2019年3月1日時点)
これには、対人補償(1名につき無制限)、対物補償(1事故につき無制限)、車両補償、人身傷害補償(1名につき無制限)がついており、個別に任意保険に入る必要もなければ、自動車税も払う必要もなく、ガソリン代さえ払う必要がありません。
(参考文献:タイムズ カー プラス 補償制度)
わたしの場合は、近所にこのタイムズのカーシェアを利用できる箇所が2か所あり、1つの駐車場には3台も置いてあり、事前に予定が立っていれば、まず、借りられないことはありません。
カーシェアを利用するというだけで、所有していたときに比べ、年間で
・自動車税 -34,500円
・任意保険 -43,020円
・ガソリン代 約-13,000円
・洗車代 約-6,000円
・駐車場代 約-45,000円
として、概算で約140,000円/年が不要となりました。
そして私自身は、パーク24(証券番号:4666)の株主でもあるので、保有300株の年間配当が16,733円(税引き後)がありますから、1年間全く乗らず、月額1,030円×12ヵ月=12,360円を払っても、プラス収支になります。
車が趣味で、こればかりは人生において第一優先であり、譲れないということであれば、車を所有することになんら問題ありませんが、もしそうでないなら、通勤に車を使わない週末しか乗らないドライバーであるならば、カーシェアを考えてみてはいかがでしょうか。そして浮いたお金はタネ銭として貯め、資産運用にまわしてはいかがでしょう。