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誰にでもできないといけない資産運用

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みなさんは、銀行口座をお持ちでしょうか。
そう、ほとんどのみなさんは、”はい” とお答えになることと思います。

では、「証券口座をお持ちでしょうか」、と尋ねた場合は、”いいえ” とお答えになる方が多いのが、今の日本ではないでしょうか。

私はこの質問に対しても、多くの方が ”はい” とお答えになる状況に少しでも近づければと思っています。
つまり、みなさんに「株式投資」を中心とした資産運用が当たり前の世の中になってほしいと考えているのです。

もし、そのような状況になったとして、多くの資産運用を行うみなさんが短期的に、○カ月でウン億円儲けました!という状況になるでしょうか。
いいえ、多くのみなさんがそのようになることは、不可能だと思います。投資資金の総和がある時点で一定である以上、それの奪い合いをしても、誰かが得をしたら、誰かが損をするだけですから。
流動性を提供してくれる短期投機は、それはそれでとても必要なことではありますが、奪い合いである以上、全員が利益を得ることが難しいことは自明の理です。

ただし、企業が成長し、われわれが投じた資金を元手に新たな価値を生み出し、それを資産運用者のわれわれに還元してくれれば、「奪い合い」から、「分かち合い」になります。企業活動を通して得られる「配当」を考えて、ぜひ、資産運用を実施することを考えていただきたいものです。

特に、時間(運用期間)が重要になってくるため、若い方に考えていただきたいと思います。

資産運用には「正解」というものがありません。いろいろな手法があり、どれが間違っているとか、正しいとかは一概には言えませんが、私は誰にでも出来て、歳を取った晩年に、「あぁ、投資をやってきて、本当によかった」と言える人生だったらうれしいな、と思う次第です。

 

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企業の成長には時間がかかる。つまり資産形成も時間がかかる。

いますぐ、楽して大金持ちになりたい・・・。

誰しもがそんなことが起きればいいなぁと思っていることと思います。しかし、残念ですが、そんな都合のいい方法はありません(キッパリ!)。
あったとしても、気づいた方は黙って実行し、赤の他人にそんなおいしい情報が回ってくることは、まずありません。
なので、「こんなおいしい投資物件があるのですが・・・」という勧誘話があったとしたら、おかしいのです。自分でやればよいのに、なぜこの人は、そんなおいしい話を私に持ち掛けるのだろうと疑いましょう。
そのことが理解さえできていれば、たいていの詐欺の被害にあうことはないはずです。

本日、この記事を書いている時点で、
株式(東証一部):8628 松井証券 株価 1,175円で配当利回り 7.15%(※記念配が剥落する来期は4%程度と予想)
リート(J-REIT):3459 サムティ・レジデンシャル投資法人 投資口価格 94,500円で分配金利回り 7.35%
といった感じです。もちろん、利回りですから期間はです。

つまり、これ以上の利回りをうたった商品があったら、まず、疑ったほうがよいということです。

悲しい話ですが、ニュースにもなっています、

「KING」を名乗る会長らが高配当をうたい計約460億円を違法に集めた投資コンサルティング会社「テキシアジャパンホールディングス」(千葉市)を巡る詐欺事件で、出資を募る手口や組織の実態などが15日までに、次々と明らかになった

 

という事件が起きてます。彼らは、出資の見返りに「元気玉」と呼ぶ月3%の配当を約束していたそうです。これ、ざっくり計算ですが、100万円を1年間預けておくと、1年後には、(元本100万円+3万円×12か月=)136万円にもなります。つまり、年利36%になります。この136万円を元本に次の年も預けておくと、2年間後には(元本136万円+4万円×12か月=)184万円になります。年平均利回りは約42%です。(4.2%ではないですよ。ちなみに、今のゆうちょ銀行の通常貯金金利は0.001%なので、42,000倍です)

金融の世界では「絶対」というこはまずないのですが、これはありえませんね。短期的にあり得たとしても、長期間持続することは絶対に不可能です。

さて、本題ですが、われわれのような普通のサラリーマンが資産運用を考えた場合、十分可能で、現実的な利回りは4.5%前後ぐらいではないでしょうか。なぜなら、郵便貯金では無理ですが、日本の株式市場には、配当利回り4%~5%、それ以上の6%台の企業がゴロゴロしています。

じっくりとこれらの企業を長期的に、持続可能な範囲で投資を行うことで、資産形成を実践してみませんか?

筆者撮影

企業と株主は、事業が継続していく前提でWin-Winの関係であり、長期的にはプラスサムのはずですから、損する人は基本的にいないはずです。
短期(投機)であれば、ゼロサムゲームになるため、誰かの利益は誰かの損になります。

企業の成長には、時間がかかります。つまり、われわれの資産形成にも時間がかかってしまうものなのです。