3ヵ月間という長いようで、あっという間だった職業訓練校での生活が終わり、はや1か月が過ぎました。グローバル人材育成科という職業訓練を受けましたが、訓練校の実態は「英会話学校」で、毎日5時間程度のオールイングリッシュの授業を受けました。この科の目標は前提が就職することが第一ですが、基本的には、TOEICで650点以上の取得を目的とするものでした。
生徒は自分を含めて17人程度でしたが、期間の途中で職に就いた方は、就職が優先ですから、即卒業されていきました。驚きだったことは、みなさん失業中ではありますが、外国語留学経験や海外旅行経験が豊富な強者の方たちばかりで、英語はもちろん堪能で、とても失業しているとは思えない危機感の無さが印象的でした。
これから、職業訓練校に通いながら失業保険の給付を考えられている方は、甘く考えないほうがよいです。職業訓練校に通っている間は、月一回の就職活動のハローワークへのカウント報告は免除されますが、私の通った学校は職業訓練校の方へ就職活動報告を毎週しなければなりませんでした。授業を受けながらの就職活動ですから、月一回でハローワークに活動報告するほうが、よほど簡単です。
ただ、やる気のある方にはこれほど充実した環境はないというほど、有意義なものでした。3ヵ月後の卒業の際は、本当に残念でなりませんでした。6ヶ月間でもよかったと思えるほど、充実した日々でした。
さて、タイトルの「ボーナス」とは何かということですが、職業訓練校に通っている間に、失業保険給付期間が終了した場合、訓練校に通っている間は、その給付期間が延長されることは、他のブログ等でも書かれており、一般的に周知されている事実かと思います。実は私も知らなかったのですが、職業訓練校を卒業すると、月末の卒業日当日にハローワークに行くことになるのですが、そこで最長その月の翌月末まで、給付は延長されます。
たとえば、私の場合、11月末に卒業後、12月15日で長期間働いた自己都合退職者の「150日間給付」が終了するはずでしたが、12月30日まで「15日間分」が延長されました。また、他の生徒さんの場合、11月末で給付期間が終了しましたが、翌月12月分の30日間(1か月)分がまるまる給付対象となっていました。
生徒のなかに、元人事部の方がいらっしゃっていて、その方はこの事をご存じで、「ボーナス」と呼ばれていましたので、タイトルに書いた次第です。
つくづく、日本の雇用保険制度は充実しているなぁと率直に感じましたし、感謝しております。